毎年11月3日に行われる「入間航空祭」
2016年と2017年のブルーインパルス演技課目一覧を写真付きでまとめてみました。
2016年と2017年ともに第一区分でしたが、同じ第一区分でも微妙に異なる点についてもまとめて解説します!
2016年・2017年入間航空祭ブルーインパルス演技課目一覧
2016年・2017年ともに天気は快晴!
ブルーインパルスの演技はどちらも「第一区分」の課目となりました。
が。
2017年は「ダイヤモンドテイクオフ」は行わずにスタートし、「デルタ(フェニックス)ロール」「バーティカルキューバンエイト」はスキップする形の「変則第一区分」での演技となりました。
あと、2016年は「レインフォール」だったのが2017年は「サンライズ」であったり。
2016年は「カリプソ」だったところが2017年は「ダブルナイフエッジ」だったり。
(2016年)カリプソ↓
(2017年)ダブルナイフエッジ↓
同じ第一区分の課目(演技)でも、びみょ~うに違う内容となっていました。
そんな細かな違いも楽しみつつ、2016年と2017年の入間航空祭でのブルーインパルスの演技について、併せて振り返っていきたいと思います!
2018年も航空祭見に行ってきました!
2018年のブルーインパルスの演技課目まとめについてはこちら↓
・【2018年入間航空祭】ブルーインパルス演技課目を写真一覧と解説で詳しく紹介!雲や中断が影響か変則1区分で3区分4区分の演目も
2016年演技課目一覧
01.ダイヤモンドテイクオフ&ダーティーターン
(ダイヤモンドテイクオフ&ダイヤモンドダーティーローパス)
02. ロールオンテイクオフ&ローアングルキューバン
03.ファンブレイク
04.ポイントロール
05.チェンジオーバーターン
06.インバーテッド&コンティニュアス・ロール
07.サンライズ レインフォール
08.バーティカル・クライムロール
09.スローロール
10.チェンジオーバーループ
11.カリプソ
12.レターエイト
13.オポジットコンティニュアスロール
14.フォーシップインバート
15.キューピッド
16.ラインアブレストロール
17.スリーシックスティー&ループ(360°&ループ)
18.ワイドトゥデルタループ
19.フェニックスロール
20.フェニックスループ
21.ボントンロール
22.バーティカルキューバンエイト
23.スター&クロス
24.タッククロスⅠ
25.ローリングコンバットピッチ
26.コークスクリュー
【YouTube動画】
・2016/11/3 入間基地航空祭 (無線付き)ブルーインパルス展示飛行(1区分)
2017年演技課目一覧
01.ダイヤモンドダーティーローパス
02.ロールオンテイクオフ&ローアングルキューバン
03.ファンブレイク
04.ポイントロール
05.チェンジオーバーターン
06.インバーテッド&コンティニュアス・ロール
07.サンライズ
08.バーティカルクライムロール
09.スローロール
10.チェンジオーバーループ
11.ダブルナイフエッジ
12.レターエイト
13.オポジットコンティニュアスロール
14.フォーシップインバート
15.キューピッド
16.ラインアブレストロール
17.スリーシックスティー&ループ(360°&ループ)
18.ワイドトゥデルタループ
×デルタ(フェニックス)ロール
20.フェニックスループ
21.ボントンロール
×バーティカルキューバンエイト
23.スター&クロス
24.タッククロスⅠ
25.ローリングコンバットピッチ
26.コークスクリュー
【YouTube動画】
・2017 /11 /3 入間基地航空祭(無線付き)ブルーインパルス展示飛行 SKC1区分
演技課目解説
2016年と2017年の入間航空祭のブルーインパルス演技課目について写真で解説!
・・・していきたいところなのですが。
私、2016年は初めて航空祭を見に行った年で右も左もわからない状態でして。
カメラも望遠のないものだったのでブルーインパルスも豆粒の大きさでしか撮れず。
2017年は写真を撮ることを諦めて見るに徹しておりました。
・・・で、2018年にやっと望遠レンズ(←子どもの運動会用)手に入れて再度ブルーインパルスを撮ることにチャレンジしたという次第でございます。
というわけで、豆粒な2016年の写真に2018年の写真を交えて「2016年と2017年」の入間航空祭ブルーインパルスの演技について解説していきたいと思います。
ダイヤモンドテイクオフ&ダイヤモンドダーティーローパス
(写真取れず)
[画像出典:航空自衛隊公式サイト]・
・
[望遠ありの2018年の写真]
ロールオンテイクオフ&ローアングルキューバン
(6番機)
・離陸後高度を上げそのまま右ロールし機体を捻りながら観客席を通過
(5番機)
・離陸後超低空飛行で加速し急上昇し横回転しながら降下。観客席前を通る際にまたクルっと宙返り
[望遠ありの2018年の写真] やっぱり、何が何だかサッパリ。
[↑サンマじゃないよブルーインパルスだよ]
↑こういう感じで、2機がほぼ同時に演技を行うのでカメラに撮るの超難しいです。笑
あと、最初の「超低空飛行」が見せ場の一つなのですが、「見せ場がここにある!」とわかって見ないないと見逃すこと必至です。(←私のこと)
・
・
ちなみに。
離陸の向きは風向きによって変わります。
「入間航空祭」では2016年は右から左に向かって離陸。
2017年、2018年は左から右に向かって離陸。
というわけで、この「ロールオンテイクオフ&ローアングルキューバン」の向きも離陸によって変わります。
ファンブレイク
(1番機~4番機)
・会場左背面からダイヤモンド隊形で進入
・ブルーインパルスの課目で最も密集した隊形をとる
[望遠ありの2018年の写真]
ポイントロール
(5番機)
・90度ごとにピタッ・ピタッ・ピタッと機体を止めながらの横回転
画像なし
[望遠ありの2018年の写真]
ピタッ!
ピタッ!
チェンジオーバーターン
(1~4・6番機)
・会場右手からトレール隊形で進入
・デルタ隊形へ移行
・さらに密集したデルタ形態へ
画像なし
[望遠ありの2018年の写真]
↑密集したデルタ隊形
インバーテッド&コンティニュアスロール
(5番機)
・背面飛行で客席前を通過
・高度を上げ大きなループへ
・再びループで客席前へ戻り
・連続3回捻りをしながら飛び去る
直訳「背面(飛行)&連続横転」通りの技です。
[望遠なしで撮った2016年]画像なし
[望遠ありの2018年の写真]
↑客席前を背面飛行・・・
その後、高度を上げ宙返りしてまた客席前に戻り・・・
クルクルクルっと連続3回捻り!!!
サンライズ/レインフォール
(1~4・6番機)
・会場正面からデルタ隊形で進入
・大きくクル~っと大きく宙返り
・4・6番機が左右にブレイク
・2・3番機が4・6番機の半分の角度で左右にブレイク
画像なし
[望遠ありの2018年の写真]
デルタ隊形の左右がブレイク!
・
・
ちなみに、2016年入間航空祭は「レインフォール」、2017年入間航空祭は「サンライズ」でした。
「サンライズ」は「レインフォール」と基本的に同じ機動だが、ブレイクを水平からやや上向き状態にしたもの。
・・・なのですが、
私、それを知らなくて2016年の「レインフォール」を見ても「サンライズ」だと思ってました。
で、
だいぶ後になって、2016年入間航空祭の動画(YouTube)を見直していたときにやっと気づきました。
あれ?
2016年はブレイクしている方向が上向き(←サンライズ)じゃないような・・・?
天候によって角度が変わるとかそういうのがあるのかな・・・?
とか悶々としていたところ、これ「サンライズ」じゃなくて「レインフォール」って言うんですね。
[画像出典:航空自衛隊公式サイト]↑レインフォール(ブレイクが下向き)
バーティカルクライムロール
(5番機)
・垂直に上昇しながらロールを繰り返す
[望遠ありの2018年の写真]
ぐいーんっ!!!
くるくるくるっ!!!
・・・はい。
望遠でも、私のおもちゃみたいなやつじゃ豆粒↑ですね。(って、私の腕のせいか。 )
ブログ「HARUKAZE~自衛隊・ミリタリーに魅せられて」に載っている激しい機動のために翼端にヴェイパーがくっきり出てる・・・という「バーティカルクライムロール」の写真がカッコ良いです!!
※ヴェイパーとは?>>高速で移動する航空機等で起こる現象:ヴェイパー(Wikipedia)
スローロール
(6番機)
・約10秒かけてゆっくりと右回転しながらまっすぐ飛ぶ
画像なし
[望遠ありの2018年の写真]
・・・なんのこっちゃな写真ですみません。
シンプルな演目だけれど「まっすぐに高度を変えないでゆっくりとロール(横転)を行う」のはとてもシビアなコントロールが求められるんですって!
チェンジオーバーループ
(1~4番機)
・最初はトレール隊形
・その後デルタ隊形へ
・上昇後宙返り
[望遠ありの2018年の写真]
カリプソ(2016)・ダブルナイフエッジ(2017)
(5・6番機)
・5番機が背面飛行で6番機と背中合わせで飛ぶ
「カリプソ」は背中合わせですが、腹合わせになると「バックトゥバック」と呼ばれる課目になります。
いずれも背面は5番機で、
5番機(背面)が上→「カリプソ」
5番機(背面)が下→「バックトゥバック」
となります。
その日の天候によって5番機が決めるんですって。
・
・
そして、2016年は「カリプソ」だったところが2017年は「ダブルナイフエッジ」となりました。
(5・6番機)
・5番機・6番機がともに垂直飛行でまっすぐ飛ぶ
・
・
ちなみに、2018年は「ハーフスローロール」に。
ここらへんの微妙な課目チョイスの違いって何なんでしょうか・・・?
私にはわかりません。 (誰か教えて~!)
レターエイト
(1~4番機)
・まず4番機が1機離れて円を描く
・描き終えると残る3機を追いかける
・旋回していく3機をさらに追いかける4番機
・追いついて8の字が描きあがる
[望遠ありの2018年の写真]
・・・。
これは動画でないとわかりにくいかも?
もう少し細かい流れについて知りたい方は「2018年入間航空祭」のレターエイトも併せてご参照いただければと思います。
オポジットコンティニュアスロール
(5・6番機)
・会場右手から5番機が左手から6番機が進入
・お互い向かい合って飛行
・そしてギリギリすれ違う!!
[望遠ありの2018年の写真] 残念ながらやらず
豆粒みたいな写真ですが、それでもそのスリリングさは伝わるのではないでしょうか?
ものすごいスピードで本当にぶつかりそうに見える距離ですれ違います!
フォーシップインバート
(1~4番機)
・ダイヤモンド隊形で進入してくる4機が背面ダイヤモンド隊形に
↑わかりにくいったらありゃしませんが、これ「背面」で飛んでるんです。
キューピッド
(4・5・6番機)
・5番機と6番機が垂直上昇後、左右にブレイクしスモークを作動させループ機動でハートを描く
・4番機がハートに矢を刺す
とっても人気の演目で私もいつみてもときめきます。
・
・
ちなみに2018年は「矢なし」でした。↓
[2018年の写真]ちょっと物足りない気もしますが「矢なし」も貴重ですしなかなか良いですね。
ラインアブレストロール
(1~3番機)
・会場後方からアブレスト隊形(横並び)で進入し上昇
・そして宙返り!
スリーシックスティー&ループ(360°&ループ)
(5番機)
・会場左側から進入
・5Gの左旋回で360度一周の旋回
・その後に会場正面で上空に駆け上がり・・・
・宙返り!
360度一周→上昇→宙返り・・で、去っていくところ↑
[望遠ありの2018年の写真]
360度一周→上昇↑
→宙返り・・で、去っていく
ワイドトゥデルタループ
(1~4・6番機)
・会場の後方からデルタ隊形で進入して
・会場正面で隊形を維持したまま上昇し・・・
・各機体は近寄っていき・・・
・ループ(宙返り)!
・降下中に密集デルタ隊形に移行完了
デルタ隊形で進入し・・・
上昇し・・・↓
宙返り!↓
[望遠ありの2018年の写真]
↑上昇し・・・宙返り!↓
フェニックスロール
(1~6番機)
・会場左からフェニックス隊形で進入
・フェニックス隊形を保ったまま横転(ロール)
・そしてループ
2016年度より新隊形「フェニックス」が追加。
1番機がフェニックスの頭を
2番機と5番機が左の翼を
3番機と6番機が右の翼を
4番機がフェニックスの長い尾の部分を表現
課目も「デルタロール」に変わり「フェニックスロール」に置き換わりました。
・
・
2017年入間航空祭はやらずで2018年入間航空祭は「デルタロール」に。
フェニックスループ
(1~6番機)
・会場右側からフェニックス隊形で進入
・フェニックス隊形を保ったままループ
2016年度より新隊形「フェニックス」が追加されたいことに伴い、こちらも「デルタループ」から「フェニックスループ」に。
[入間航空祭2016年]宙返り!↓
クルっ
フェニックス飛び去る・・・
[入間航空祭2017年][入間航空祭2018年]
フェニックス来た~
ぐいーんと
宙返り!
クルっ
フェニックス飛び去る!
ボントンロール
(1~6番機)
・会場左手方向からデルタ隊形でスモークを出しながら進入
・スモークを消したタイミングで一斉に右ロール
ボントン=フランス語で「マナーが良い」「上品」などという意味
[望遠なしで撮った2016年の写真]スモークを切って右ロール!
[望遠ありの2018年の写真]
スモークを切って右ロール!
・・・って、
どれもこれもわかりにくい写真でスミマセン。
バーティカルキューバンエイト
(5番機)
・大空に垂直方向の8の字を描く
2017年入間航空祭、2018年入間航空祭ではやらず。
スター&クロス
(1~4・6番機)
・会場後方から5機がデルタ隊形で進入
・垂直に上昇しながら各機が散開して「花」を描く
・大空に星を描いていく
タッククロスⅠ
(5・6番機)
・会場正面から進入した2機がお互い逆方向に旋回
・左右に分かれた2機はお互いに滑走路の端へ向かう
・その後ロール(横転)しながら上昇
・そして急降下
・会場前を低高度で左右からお互いに向かって進み・・・
・中央で背面になり2機が交差
背面同士で交差!
[望遠ありの2018年の写真]
↑左右に分かれて・・・背面同士で交差!↓
タッククロスにはⅠとⅡの2種類があります。
違いは高度。
飛行区分が第4まで下がると高度を低めに抑えたタッククロスⅡとなります。
ローリングコンバットピッチ
(1~4番機)
・会場左側からエシュロン隊形(斜めの形)で進入
・各機緩やかにロール
・観客席の前を大きく旋回
各機緩やかにロール↑
[望遠ありの2018年の写真]
↑エシュロン隊形(斜めの形)で進入
↑各機緩やかにロール↓
観客席の前を大きく旋回↓
コークスクリュー
(5・6番機)
・5番機の飛行するルートを「軸」として6番機が周りをバレルロール機動で「スクリュー」の軌跡を取る
[望遠ありの2018年の写真]
ブルーインパルス演目参考サイト・参考動画
今回、2016年・2017年の入間基地航空祭でのブルーインパルス演目についてまとめるにあたって以下のサイトと動画を参考にさせていただきました。
・2016/11/3 入間基地航空祭 (無線付き)ブルーインパルス展示飛行(1区分)
・2017 /11 /3 入間基地航空祭(無線付き)ブルーインパルス展示飛行 SKC1区分
【参考サイト】
・HARUKAZE:ブルーインパルス演目
とってもわかりやすいサイトです。
ありがとうございます。
まとめ
というわけで。
2016年の入間航空祭では文句なしの「第一区分」での演技、2017年は一部演技課目を飛ばすなど変則的な「第一区分」での演技となりました。
2016年に初めて入間航空祭でブルーインパルスの演技を見た際は「課目」や「区分」などの知識は全くなしで見ていました。
それはそれで(知識なしでも)、ブルーインパルスの演技の素晴らしさには大感動したわけなのですが。
演技課目についての知識も少し頭に入っていると、また違った楽しみを味わうことができて楽しいですよ。
写真を撮る際に次の演技の予測ができるようになりますので、余裕を持って撮ることができる・・・という点も良いですしね。
以上、
2016年と2017年の入間航空祭のブルーインパルスの演技についてでした。
ではでは。
記事内容日:2018/11/04
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